緊張型頭痛とは
緊張型頭痛は、頭蓋を包む筋肉が持続的に収縮することで起こる頭痛です。頭痛の程度に強弱はありますが、頭を締めつけられるような痛みで、ダラダラと続き、からりと晴れ上がることはありません。
緊張型頭痛の原因
緊張型頭痛の原因は、主に以下の2つと考えられています。
〇肩こりや首こりなど頭の周辺の筋肉のこりや過度の筋緊張 〇精神的ストレスや、痛みや眼精疲労による刺激によって引き起こされる筋肉の収縮 〇頭蓋を包む筋肉の過剰な緊張
緊張型頭痛の特徴
緊張型頭痛の特徴は、以下のとおりです。
〇後頭部を中心に両側がじんわり痛む 〇片頭痛のようなズキズキする痛みや寝込むほど強い痛みではない 〇重苦しい感じや頭をベルトで締めつけられているような痛みがある 〇通常は吐き気を感じることはない
なお、緊張型頭痛の頻度は、月に数日のこともあれば、より多いこともあります。
緊張型頭痛の治療、対処法
緊張型頭痛の治療は、以下のとおりです。
〇痛み止めの服用 〇リラックス方法の習得 〇姿勢の改善 〇生活習慣の改善緊張型頭痛の痛みがひどい場合は、痛み止めを服用します。痛み止めには、市販薬の鎮痛剤や、処方薬のトリプタン製剤、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などがあります。
リラックス方法の習得も、緊張型頭痛の予防や治療に効果的です。深呼吸やストレッチ、ヨガなどのリラックス方法を試してみましょう。
姿勢の改善や生活習慣の改善も、緊張型頭痛の予防や治療につながります。長時間同じ姿勢を続けることは避け、適度な運動や休息をとりましょう。
緊張型頭痛の治療、対処法
緊張型頭痛を予防するためには、以下のことに気をつけましょう。
〇十分な睡眠をとる 〇適度な運動をする 〇ストレスを溜めない 〇長時間同じ姿勢を続けない 〇正しい姿勢を保つ
整体による治療と注意点
整体による治療
緊張型頭痛の整体による治療は、主に以下の2つの方法があります
1.筋肉の緊張をほぐす
緊張型頭痛は、頭蓋を包む筋肉の過剰な緊張によって起こります。そのため、整体では、首や肩、頭部などの筋肉を丁寧にほぐすことで、痛みの緩和を図ります。
筋肉をほぐす方法としては、マッサージやストレッチ、徒手療法などがあります。マッサージでは、指や手を使って筋肉を揉みほぐします。ストレッチでは、筋肉を伸ばして緊張を解きほぐします。徒手療法では、骨格や関節を整えることで、筋肉の緊張を改善します。
2.姿勢を改善する 長時間同じ姿勢を続けると、頭蓋を支える筋肉が緊張し、頭痛を引き起こすことがあります。そのため、整体では、正しい姿勢を身につけることで、頭痛の予防や改善を図ります。 姿勢を改善する方法としては、姿勢矯正やエクササイズなどがあります。姿勢矯正では、骨格や関節を整えることで、正しい姿勢を保つための土台を作ります。エクササイズでは、筋肉を鍛えて、正しい姿勢を維持する力を高めます。
注意点
整体による緊張型頭痛の治療は、痛みの緩和や再発の予防に効果的です。ただし、整体は医療行為ではないため、病院で診断を受けてから受けることをおすすめします。
治療中や治療後に何か気になる点があれば、すぐに相談しましょう。 また、整体による治療を続けることで、頭痛の症状が改善したとしても、日常生活の改善も心がけましょう。十分な睡眠をとる、適度な運動をする、ストレスを溜めないなどの生活習慣を改善することで、頭痛の予防や再発の防止につながります。