自然妊娠、それとも不妊治療?
不妊は昔は隠れてこっそり病院に通うというような社会風潮でしたが、今では有名人も妊活を公表してそれをSNSに公表するなど妊活はオープンになってきました。「子供ができないなら不妊治療」というのが当たりまえのようになっているこの頃ですが、不妊治療でなければ子供を授かれないという方は割合としてはかなり少ないと考えられ、多くの場合、自然妊娠する可能性があります。
自然妊娠する確率を高めるには
●排卵日を中心に多く夫婦関係を持つ 結論から言うと「排卵日を中心に多く夫婦関係を持つこと」が自然妊娠する確率を高めるとても有効な方法と言えます。排卵日を見計らって一回だけという方が多いと思いますが、排卵は不規則なためタイミングが合わないことが多いです。病院で検査していても排卵が終わっていたという話しもよく耳にします。
●実際に結果が出ている 排卵日に合わせて多く夫婦関係を持つというタイミング法は放生勲先生の「妊娠レッスン」にも紹介されていて、それで妊娠する人もけっこういるとのことですが、不妊整体を行っている他の整体院でも「4日連続をすすめたところ飛躍的に妊娠率が上がった」「夫婦関係を多く持つように伝えたら妊娠する人が増えた」ということでした。もちろん、当院でも勧めていますが有効な方法だと感じています。
排卵日はいつ?
ここでは基礎体温からみた排卵日について見ていきます。以前は最低体温日(低温期の最後にもう一段階基礎体温が下がる日)が排卵日と考えられていましたが、実際はその前だったり、後だったりすることがわかってきました。統計的には以下のようになります。 最低体温日前日・・5パーセント 最低体温日・・22パーセント 最低体温日翌日・・40パーセント 最低体温日翌々日・・25パーセント この期間にできるだけ多く夫婦関係を持つことが妊娠につながります! (他の排卵日予測法については別ページにて紹介する予定です。)
普段から夫婦生活を多く持つ方が妊娠しやすい
お医者さんの意見もいろいろありますが、排卵日に限らず普段からよく夫婦関係を持つ方が妊娠につながりやすいです。上記で紹介した放生先生の本でも夫婦生活を2倍にしたら妊娠が相次いだという話しが出てきますが、普段から夫婦生活を多く持つ方が妊娠にプラスに働きやすいといえます。 なぜこういう話が出てくるかというと特に日本では夫婦生活の回数が少ないからです。共働き、晩婚化などいろいろな要因があるようです。以前は私も初回の聞き取りで夫婦生活の回数を聞いていましたが週一回とか多かったです。一般的な統計でも諸外国に比べるとかなり少ない回数です。 ちなみに週7回以上など多く夫婦生活がある場合は減らした方がいいです。多すぎるのも問題があるという研究データもあります。
排卵日以外で妊娠する確率は0ではない
「排卵日以外で妊娠」と聞くと疑問に思われるかもしれませんが、非常にまれなケースながら通常の排卵日以外に妊娠する場合があります。戦時中とか二人の愛が非常に高まったときに起きるようです。「卵胞波説」などの仮説がありますが医学的にも詳しいことは分かっていません。ひょっとしたら、自分が体験することもあるかもしれませんね。
日々を幸せ過ごして
「妊活は地獄だった」「苦しくて逃れたかった」…などの話しを聞くこともあります。子供を授かるためのものだから妊活は喜びであれば一番なのでしょうが、なかなかそうもいかないです。そうであったとしても、子供は夫婦が愛し合う中で、天が授けてくださるものではないかと思います。理想論かもしれませんが、苦しむだけの妊活ではなく、毎日の幸せも忘れないで、子宝を授かってさらに喜びが増えるようなそんな妊活になることを願っております。